クラウドコンピューティング

午後はクラウドコンピューティングの話で、実際にHadoopを動作させて並列計算の醍醐味を体感しよう!という試み。ちょうど『Googleを支える技術』を読んでたので、タイムリーな話題で嬉しかったです。ただ、午後はちょいと段取りの悪さが目立ってしまい残念でしたね。
まずHadoopは接続が悪く?動くまでに時間がかかって、さらには並列の凄さをいまいち体感しにくかったりして。「計算はじまりました・・・おわりました」ってことしか分からず。もっとうまく目に見える形ならより良かったかなと(100人規模でそれは難しい話でもありますが)。
その後のグループディスカッションではGeekと非Geekの偏りがグループ毎にあって、一部が盛り上がり、そうでないとこは・・・と言いますか。この無茶ブリは今後修正されるでしょう(笑)。
最後に話されてたサン日本法人?のCTOの方は凄く興味深い話でした。クラウドをサービスとしてどのように作り上げているか、またその性能を客観的に示していたり、そんな感じ。聴衆の並列処理に対する理解度がそんなに高くない(何でもかんでもPC台数倍に高速化できると勘違いして)のを察してか、それらに対し「クラウドバッチ処理(のように明らかに各個独立かつ常時必要ではない処理)の高速化を主な対象としている」と語っていました。そのとおりだと思います。アルゴリズムサイドとしては、今後は如何に並列向きアルゴリズムを考案するか、考える楽しみが増えた感じですね。
それと(世間が狭いなぁーと思うのですが)、高専カンファで自分の少し前に発表していたdebilityさん【blog】にお会いしました。名刺交換して頂きました。ありがとうございました。