ICIP2010

9/26〜9/30まで香港で開催されたICIP2010に参加してきました。論文のほうは Reject されたので単なる参加にはなってしまいましたが、得るモノの多い会議でした。論文でしか拝見したことのないトップレベルの研究者に会えるというのはいいですね。
今回最も興味を持った研究は、産総研の大津先生(あの大津法の)のグループがされている、カテゴリ内の分布をコーン型部分空間?と仮定して組み上げた機械学習法。これはかなり自分的にズキューン来ました。安定して部分空間法よりレートが高くて、線形版は計算量も同等だそうです。若い研究者の方がちゃんと英語でプレゼンしていたのにも好感。聞いたところ純国産の独学英語だそうで素晴らしいと思いました。
・・・ちょっと話はそれますが、ポスタ発表で日本人同士で日本語でずーっと議論?してる光景をたくさん見たのですが、ちょっとそれってどうなの?と思いました。近くに外国人がいても全然配慮しないし。中国人同士でもそういう光景はありましたが、気づいたあとは「Oh, sorry! I'll use English.」みたいな感じで英語に切り替えてくれてます。自分はあまり好きじゃない光景でした。学生ならともかくねぇ。そりゃ日本語どうしの方が情報交換の効率はいいけど、それはもっとマイナーにやるべきで、堂々とやるのは違うんじゃないかなぁ。。。まぁ自戒も込めて自分はそうならないように頑張ります。
さてさて、他に「これすげぇ!」という何か新しい方向性を指し示すようなのは正直見つけれませんでしたが、CALICの作者である X.Wu先生はいくつものレクチャー発表をしてて、また確実にレートを上げてくるあたりが凄いなと思いました。方法はゴリ押し感が否めないんですが、それでもやっぱり凄い。相当多忙な中、研究・指導されてるはずですしね。
英語のほうも前回のアメリカに比べればなんということもなく、ノンネイティブであれば殆ど相手の言ってることも分かるし、こちらからの質問に対してもちゃんと淀みなく理解して頂いてたようで、そういう意味では自信(というより安心感かな)は増したように思います。あともう少し、リスニングが改善されて、喋りが速くなれば自分的にはOKかな。
そういえば、香港空港で「両替してきます」と少し離れてたあと、先生らに置いてけぼりにされてしまい、2時間ほど路頭に迷いました。集合場所の紙だけ印刷し忘れていたので、空港のWiFiでアクセスを試みるもアクセスポイント認識どまりでインターネットに繋がらず、カフェのPCでネットが使えると聞いて使うも、超遅&セキュリティエラーで肝心のPDFにアクセスできず。TwitterFacebookで友人らに助けを乞うも上手くいかず、結局自腹切ってホテルまで行って、その後タクシーでパーティー会場に行って、ようやく先生と友人を見つけることができました。めでたしめでたし。
後日、二人の先生曰く「相談のうえ、置いていくことにした」って(笑)。まぁー信頼されていると受け止めてみますw。空港ではそれなりに英語が通じたので助かりました。英語無理だったらホントに詰んでましたねw。
香港では、仲良くなった日本人学生等とバーで公私に渡って?語り合ったり、会津大学の留学生といきなり約束取り付けて食事したり、変な日本語メニューの店で食事したり、ささやかながら楽しかったです。特に広東料理はホントに美味しい。日本人好みだと思います。機会があれば、ぜひご賞味あれ。