画素あたり定数時間ガウシアンフィルタのサーベイ

@君が主催する『Computer Vision Advent Calendar 2012』に自分も微力ながら参戦することにしました。テーマはCV分野でもよく用いられている『ガウシアンフィルタ』についてです。特に処理時間がスケールσに依存しない『(画素あたり)定数時間ガウシアンフィルタ』についてまとめます。これはスケールスペースを活用する手法(SIFT特徴点検出や顕著性マップなど)において役立つかと思われます。私はこのテーマについてここ一年取り組んできたのですが、その中でつかんだコツや実装後の感想などについて主観的にですが列挙してみます。参考文献も挙げますので、興味のある方はぜひトライしてみてください。
ちなみに画像処理では2次元フィルタリングについて考える必要がありますが、ガウシアンフィルタは可分(separable)である(N次元ガウシアンはN個の1次元ガウシアンの積に分解できる)ため、特に言及がない場合は1次元を前提に話をしていますのでご注意ください。

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