H.264ソフトウェアコーデックをベースとしたテレビ会議システム

2009/06/05 プレスリリース(なんと昨日だよ)。ディアイティという会社が↓なテレビ会議システムを作ったそうな。

なんか記事だけ読むと素晴らしすぎて、逆に腑に落ちない。H.264は高い圧縮率(目安は1/100)が特徴なんだけど、逆にエンコードがかなり重いという欠点がある。なので一般的に、リアルタイム配信にはハードウェアコーデックが使われることが多いはず。ましてフルHDサイズ(1920×1080)の30fpsなんて、ソフトウェアエンコードではまず無理だろうと思う。for文を1秒間に1920×1080×30=62,208,000回まわすだけでも大変だと言うのに(笑)。・・・なのにこの記事ではそれを実現したと仰る。しかも遅延は100ms以下だと。マヂかよ〜。全然腑に落ちんわぁ。でもマヂなら鬼凄いです。
最近はSkypeなんかでビデオチャットって当たり前になったけど、それでも画質に対する要求は完全には解消しきれてなかったりする。現在のビデオチャットは「相手の様子が分かる」程度の品質で、例えばホワイトボードに描いたり手元の資料を見せたりというような「映像で詳細に物事を伝える」ときに品質不足な場合があるからね。フルHDで低遅延となれば、これは一気に解消されるだろうなぁ。
目標はジャンケンの成立とあるけど、これはテレビ会議で最も難しい課題だと思う。しかしこれが解決される日はそう遠くないみたいだ。ふぅ。。。
しかし技術面はどうなってるんだろうか。考えられるとしたらGPUか?。でも複数拠点のフルHDエンコード・デコードって可能なのか??。分からん。サッパリ分からん。